ぶっ殺すぞバカヤロー

そんな汚い罵声が僕の耳に入ってきた。

外は激しい雨がふり

罵声は雨音でかきけされた。

場所はうちのマンションの階下

僕は、突然の出来事に目をチワワにした。

そして

目をやるとそこには怖そうなお兄さんと

サラリーマンが立っていたのだ。

勝負あり

僕は巻き込まれないように

すぐに、マンションの自転車置き場のコンクリの後ろに隠れた。

………

……

しかし

僕はお家に帰れなくなった。

メタルギアソリッド

もちろん

サブタイトルは

「Go home!(お家に帰ろう!)」

それにしても、

雨の肌寒さの中

隠れたコンクリの影はとても暖かく

まるで僕を包んでくれる母の子宮の様であった。

いや、むしろ

コンクリだから暖かい。

すると、サラリーマンが

「いい加減にしろ」

と、ジャイアンの胸ぐらを掴んだ。

僕「止めろ、死ぬぞ!(心の中)( ´△`)」

そして

僕はこのサラリーマンが明日の朝刊に載ったらどうしよう

とか、

不安になった。

やっぱり駄目だ。

助けてあげよう

そう思って

イヤホンを耳に付けた

そのイヤホンは僕にとって最後の防弾チョッキだった。

もちろん

選曲はサイレント

そして自動ドアに向かって歩きだした。

その時

不思議な事が起きた。

ジャイアン「俺が悪かったよ、ごめんよ」

とっても不思議

怖いお兄さんがサラリーマンに謝りだしたのだ。

状況が変わった。

僕は再びコンクリの後ろに隠れた。

しかしその謎は一瞬で解けた。

のび太「雨降ってるけん。母さんを迎えに行けって言ったやろ」

サラリーマンが叫んだから

ちょうど、その時

僕の隣を三輪車に乗った少年(推定5歳)が全速力で飛ばしていった。

喧嘩は良くない

僕はそう思ってイヤホンを外し三輪車の兄貴の後ろをついていった。

■西・東日本、大雨警戒=気象庁

(時事通信社 - 06月30日 19:00)